水曜日, 7月 22, 2015

イノベーションの中心点は、シリコンバレーから深センへ その(2)

水曜日, 7月 22, 2015 By

今回の深セン訪問の目的の1つは、Maker Faire深センの見学だった。

Maker Faire 深セン 2015では、今年で3回目の開催で、280のブースが出展されていた。主催者発表で、19万3600人(昨年は3万人)の来場者数だったそうだ。


今年は南山区のソフトウェアパークが会場となり、地方政府も協力もし、街をあげてのMaker Faireという雰囲気だった。


屋外の会場は、炎天下の中、テントの中に展示ブースが立ち並んでいた。展示物は、主に開発基板や、3D Printer、そして抽象化ハードウェアや教育ハードウェアの展示が多く、Bay AreaのMaker Faireの電子部門がメインの展示といった感じだった。





屋内では、今の中国を牽引するEric PanをはじめとするMakers陣営の講演などが行われていた。




3D Printerは、日本では馴染みがないブランドの3D Printerが展示されていた。どのプリンターもリーズナブルな価格帯で、ほとんどが、FDM式の3D Printerだった。

Freeshaper(Sunmile)


Enistart(Shining3D)


Idear Printer(PyneTech)


MakerPI(Soongon)

Idea Werk(Weistek)


Ditto Pro(Tinkerline Studio) 

Polyes Q1(Future Make)

開発基板に関しては、中国の全域から開発会社が集まってきていた。SeeedStudioやDFRobotをはじめ、中国を代表するオープンソースハードウェア陣営がブースを開設していた。開発基板に関しては、SlideShareにまとめをあげている。


抽象化ハードウェアでは、 MakeBlockを筆頭に、ArduinoのBricksやShiled群や、ブロック型の抽象化ハードウェアが展示されていた。

MakeBlock



YoungMaker




Microduino Studio

DFRobot

Brick R

特に、HAXのブースには、多くの人が集まり、そのユニークなハードウェアに注目があつまっていた。HAXブースでは、最近のKickstarterのFundingの成功事例が紹介され、最近では2億円を突破するファンディングに成功していたり、MakeBlockという抽象化ハードウェアを用いたファンディングの成功事例が相次いでいた。

HAXの最近のファンディング成功事例




中央の会場では、ロボット競技が開催され、連日人だかりができていた。ロボットの展示は少なかったが、ロボット人気は中国では健在のようだった。



その(3)へ続く


イノベーションの中心点は、シリコンバレーから深センへ その(3)
イノベーションの中心点は、シリコンバレーから深センへ その(1)

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