水曜日, 7月 06, 2016

換気扇の虫除け網カバーを作る【レーザーカッター】

水曜日, 7月 06, 2016 By

梅雨になったとはつゆ知らず(開幕激うまギャグ)
どうも、ネタ担当の穂積です。
Fab蔵で絶賛稼働のレーザーカッターやリフロー機から出る熱や匂いを逃すための換気扇を最近設置したのですが、虫除け網が無いタイプでした。なので動いていないと虫が入り放題です。これは無視できない状況です。
虫だけに。
機器が稼働していない夜なら尚更。虫も 換気扇の隙間を縫って 蔵の中に寄るでしょう。
夜だけに。

(´・ω・)・・・

(´・ω・`)ちらっ

さて全七日町町民が腹筋崩壊するダジャレはさておき、網カバーを作りました。
なぜか別売りの虫除け網が売ってなかったので。

まず枠を作ります。
換気扇の枠サイズを測かってアクリルで切り出しました。
至ってシンプル。

あとは網を枠で挟んで固定。
※網は 別途用意しました。

余分にはみ出た網を切り除いて完成です。

無いものは作ればいいじゃない!(ただし作れるものに限る)
こういうのは自分で設計して作るとなんか楽しい。

水曜日, 6月 22, 2016

羽根の  ない扇風機を作ろう【レーザーカッター 】

水曜日, 6月 22, 2016 By

暑は夏い。どうも、ネタ担当の穂積です。

というわけで扇風機を作ります(唐突)。

今回は羽根の見えない扇風機です!画期的です!
目の前に40cm 40mmUSBファンがあるので、世間一般常識を持った健全なる人なら誰でも作るに決まっています。

まずはレーザーカッターでパーツを作ります。

特に難しい構図にはしません。
シンプルに。



あとは組み立てるだけです。
2つのパーツを重ねあわせて完成です。
デスクにあるパソコンなどにあるUSBにケーブルをさせば、涼しい風があなたを癒してくれるでしょう!ファンを逆にすんなよ?絶対だぞ?(°Д°)

名前は小型なのでショウソンです!完全オリジナルです!(泳ぎ目

金曜日, 6月 03, 2016

即席で作る便利グッズ

金曜日, 6月 03, 2016 By

開店直後のコンビニやスーパーのパートおばちゃんのテンションは異常に高い。
どうも、ネタ担当の穂積です。

仕事柄、結構分厚い本を読む事があります。重いし滑るし長い時間持つのが割と大変なので、机に置いたり、スタンドとか使う場合もありますが、やはり手に持って目を通したい。
そこで手で持つ時の負担を軽減するホルダーを思いついたので気づいたら作ってた。

前。
後。
なんか普通のスタンドじゃん(ぶん投げ)。

スマホの落下防止用のリングってありますが、それの本バージョン。
もちろん 本は主に紙媒体なので粘着テープで固定するわけにはいきません。
単に落下防止用の引っ掛かりがあるだけです。

後にある枠に指を通します。
一応両手両方開きに対応。
あとは本を乗せて、本の背の部分は指で押さえるだけ。

これで少しは負担軽減になるかな?これ引っ掛かり部分を工夫すればタブレットPC等でも使えるんじゃね?とかも思ってしまいますね。
人によって便利かどうかは意見が割れそうだけど、自分が楽だと思ったらそれで良いじゃない!あと自作という満足感。ものつくりはコレに限る(ぇ

水曜日, 6月 01, 2016

レーザーカッターで身近にありそうなものを作ってみよう。

水曜日, 6月 01, 2016 By

日差しも眩しく気温も高い季節になってきたけど、俺の財布はつねに極寒。
どうも、ネタ担当の穂積です。

ゴミの分別で、 缶やペットボトルの捨てる時に中身を洗ってから捨てると思うけど、水を切るのって意外と面倒ですよね。かといって水が残っているとゴミ袋がビチャビチャになったり、穴が空いていたりすると目も当てられない状況に!
というわけで、ボトル用水切り台を作ってみます。(缶は今回は無しで)

MDFを使用(水濡れは考えていない)

とりあえず面倒臭がりな貴方のために、放置しておくバージョンです。
水滴が残るかも?知らんがな(´・ω・`)

単純にボトルを反対にして(クチ側を下)置ける台を作ります。そんなん100均やホームセンターに売ってると思いますが、自分で作る事で満足感を得ましょう(言い聞かせ)。

設計図
今回は実にシンプル

ポイントは設計図を作る工程。完成品の展開図を考えながら描いていく。意外と楽しい。

中身が入っている状態でも倒れないよ!

一応重心とか考えて角度を加える。
出来上がっても考慮すべき改善点が見つかると創作意欲が膨らんで良い刺激になります。

みなさんも身近なものをレーザーカッターで作ってみては?
ペン立てに小物入れ、PC周りをスッキリさせるケーブル収納箱とか。
オリジナルでお好みのデザインを加えるのも一興ですよ。

木曜日, 5月 12, 2016

レーザーカッター連続使用時間の短縮について

木曜日, 5月 12, 2016 By

冷蔵庫が壊れてブルー。どうもお久しぶりです。ネタ担当の穂積です。

テックショップなども増えてきて、普通にレーザーカッターに触れる機会が増えているのが感じられるこの頃です。機械は高くて買えないけど(機会と機械をかけた激うまギャグ)、今は材料とデータ(あと使用料と時間とか)があれば誰でもレーザーカッターで色々な加工ができる便利な世の中です。

しかしレーザーカッターも生き物。長く使うと熱を保ってバテてしまいます。10〜15分の連続稼働でレーザー管や、それらを動かす為の内部機器に負担が生じます。

そこで今回は、連続稼働をなるべく短くする手法を紹介。既知でも見てね☆

例として箱を用います。
数値を入れるだけで自動で箱の展開図を生成してくれるBox Designerというサイトを使用します。
生成されたデータはよくみる構成です。箱の展開図である事は誰が見ても確定的に明らか。
しかしこれだと余白部分が多くて無駄になっちゃいます。そこで並び替えます。

これで余白も少なく、材料も無駄になりませんね。
でも今回はレーザーカッターの連続使用時間の短縮が目的。
余分なカット線を省きます。

さてもうお判りでしょう。
どうせカットするラインが同じなら、一回で済ませてしまおう作戦です。
この場合、ギザギザラインが全部で5 本分短縮されます。
細かい余白も無くなるので一石二鳥!

人間同様、機械も連続稼働するのは辛いのは一緒です。労いと感謝を込めて機械に接してみましょう!・・・いい事言って締めくくったゾ

ちなみに冷蔵庫は寿命です。寿命です。

木曜日, 2月 04, 2016

アナログコントローラー

木曜日, 2月 04, 2016 By

毎日ダジャレが絶好調。どうも、ネタ担当の穂積です。お久しぶりです。
最近色々アクリルパーツを作るのを頼まれる事が多く、設計図やら展開図やらの製作で大忙しです。
ま、楽しいからいいんだけど!

さて今回はボリュームスイッチ(angle brick)のコントローラを即席で作ったら意外としっくりした物が出来たので 晒し 発表しようかと。


左がノーマル。右が出来上がったコントローラ。
どんな感じかは、動画参照で。
アクリル板で自作ボリュームコントローラ
https://youtu.be/IFj_qgPcPcU

滑らかに動いたので満足!✧\\ ٩( ‘ω’ )و //✧

日曜日, 10月 04, 2015

指輪型ライト(物理)

日曜日, 10月 04, 2015 By

コーヒー(主に缶コーヒー)を飲むと90%以上の確率でお腹を下す体質です。どうも久しぶりです、ネタ担当の穂積です。

細かい作業中、手元を手早く照らすライトが欲しいと思って100円均で手頃なライトを物色してみたけど、いつものごとく「あれ?これ作れんじゃね?」となってしまう訳で。
まぁライトの部分は既存のものを使い、例のごとくアクリルで作ってみた。
いい感じの強引感。

設計図。固定用の串も作る。

レーザーカッターで切り出し。
ネジはライト固定用。
リング本体の接着はズレないように 4つの穴を串刺しにしてから接着させる。

あんまり使わない小指でいいじゃろ!(適当)


たぶん探せば売ってると思うものも、作りたいという衝動が抑えられなかった。
こういうモノ作りは、過程も楽しみの一つだと思う。みなさんも自分用に世界で1つしかない道具を作ってみては?アイデア次第で売れますよ?そん時は俺にも分け前ください。

日曜日, 7月 26, 2015

フォクすけ君アクリルオブジェ!

日曜日, 7月 26, 2015 By


大した事をやる訳でもないのにパソコンは無駄に高スペック。どうも、ネタ担当の穂積です。
土曜日の昼下がり、Fab蔵へ遊びに 作業しに行ったら、mozilla Japanの代表理事・瀧田さんが来ていたので、せっかくだから「フォクすけ君」のアクリルオブジェを作りました。
前日に作ったアクリルオブジェ↑

これらを大変気に入って頂き、その流れで調子に乗って 作りました。

まずは素材をサイトから探してダウンロードします。今回は瀧田さんのリクエストでフォクすけ君を使用しました。画像形式は基本的になんでもokです。どうせデータ変換するのはイラストレーター任せなのでw 複雑で多色でなければ、割と簡単にレーザーカッター用のデータが作れます。細かったり、凝ったりすると時間かかりますが!
※わかりやすいように色つけてます。
尻尾部分はグラデーション彫刻の為にグレースケール色です。


顔の部分が真っ二つに分かれるように切断線が入っていますが、アクリル切断後に抜き取る際、勢いで細い線が折れないように小分けにしました。こういった配慮を忘れると、後で悲劇に見舞われます(戒め)。

それらをレーザーカッターで各色切り出します。

黒い線の幅は約0.7mmと、かなり細く、慎重に取り扱わないとポッキリ折れそうですw


目のハイライト部分は直径約1.5mm高さ3mmの円柱です。
落として見失ったらアウトですw


プルプルプルプルprprprprpr((('A`) ))


各種パーツをはめ込んだら、枠を挟んでネジ留めして完成です!


データさえあれば、レーザーカッターで綺麗に切り出しして、それらを組み立てるだけなので簡単ですね!(細い作業除く)
さぁ、そこのあなたも是非!!


おまけ
瀧田さんから直々にピンバッチとネックストラップ貰いました!ステッカーも可愛い!

金曜日, 7月 24, 2015

イノベーションの中心点は、シリコンバレーから深センへ その(5)

金曜日, 7月 24, 2015 By

Makeblockの後は、今回の一番訪問したかったHAXに行ってきた。まず、はじめにHAXのCEOであるCyril Ebersweilerから、HAXの仕組みについて解説してもらった。Cryilは、日本在住経験もあり、日本にも何度も足を運んでいる日本通だ。

HAXは、今最もいけているハードウェアインキュベーションだ。HAXでは、36件のプロジェクトが立ち上がり、Kickstarterのファンディングで平均で3000万円のファンディングに成功している。ネットの世界でいうY Combinatorのポジションにいるハードウェアインキュベーションだといえる。

図) HAX CEO Cyril Ebersweiler


深センでの1週間の経験は、シリコンバレーでの1ヶ月の経験にも匹敵するといわれている。これは日本でも同様で、深センでの1週間の経験は、日本の1ヶ月の経験に匹敵する。つまり、深センで作業をするだけで、4倍速という圧倒的なスピードを手にいれる事ができる。 

図) 深センでの1週間の経験 = シリコンバレーでの1ヶ月の経験

HAXでは3ヶ月でハードウェアをローンチすることが目標とされ、ハードウェアのプロトタイプが日常的におこなわれている。なんといっても驚いたのが、プロジェクト参加者の机が50個近くあるのだが、その机の横には、メタルステンシルが山済みにされていたことだ。ここでは、プロトタイプは日常の作業であった、いかにプロダクトアウトできるかで、日夜競いあっている。

図) HAXの作業机


図) 中は撮影禁止だったのでイメージ図

HAXでは、日常的にPCB Service + メタルステンシル + リフロー機で基板の試作がおこなわれている。PCB Serviceで基板を起こすのが3日、リフローで部品実装するのが1時間、3日+αで1回の試作が完了する。これだけ早く試作できれば、失敗を見つけ、改善ポイントを発見し、時としてはPivotできる。ここにいれば、週に2回失敗でき、月に8回失敗でき、3ヶ月で24回失敗できる。まさに、これだけ失敗できれば失敗は成功の糧とできるわけだ。

もちろん、基板でもこれだけ早いが筐体やケースに関しても3D Printerや、近隣の工場との連携で圧倒的な速さを実現している。

HAXの最近の成功事例として、 電子回路が印刷できる3D PrinterであるVolteraがある。Volteraはアイディアから製品化まで3ヶ月という短期間でおこない、Kickstarterで5000万円を超えるファンディングに成功している。Volteraはカナダベースのチームで、基板をPCB Serviceで頼むとカナダに届くまで2週間かかるから、このプロダクトを考えたそうだ。まさに、深セン以外のMakersの救世主となるハードウェアである。

図) 3ヶ月で進化したプロトタイプ

このように、HAXでは、世界中からハードウェアスタートアップが集まり、深センの競争優位性を元に、ハードウェアにチャレンジするハードウェアスタートアップが集結しつつある。

最後にHAX支援のプロジェクトのKickstarter TOP7を掲載しておく。

CHIP $2,071,927
9ドルの開発ボード。実に2億円を超えるファンディングに成功。


Prynt $1,576,011
スマフォ用インスタントプリンタ


Hex $563,721
小型Quadcopter


Voltera $502,310
電子回路が印刷できる3D Printer



mBot $285,463
MakeBlockにより作られたロボットカー





mDrawBot $193,937
MakeBlockにより作られた描画ロボット



MakeBlock $185,576
MakeBlock本体



HAXでは、ユニコーンの出現を深センで待ち構えている。

その(6)へ続く

イノベーションの中心点は、シリコンバレーから深センへ その(4)

イノベーションの中心点は、シリコンバレーから深センへ その(4)

金曜日, 7月 24, 2015 By

SeeedStudioの次に向かったのがMakeblockのオフィスである。Makeblockは、Kickstarterで見かけて以来、気になってしょうがない存在だった。高須さんのおかげで、Makeblockの実物とさらに、オフィスまでも見学できることとなった。

図) Makeblockオフィス

冒頭、MakeblockのCEO Jasen WangがMakeblockの解説をしてくれた。Makeblockは最近できた会社なのだが、すでに80人も従業員がいるそうだ。凄まじい成長スピードだ。

図) CEOのJasen Wang

Makeblockは抽象化ハードウェアであり、抽象化された部品を組み立てることで、新しいハードウェアを作り出す。レゴのMindStormにも近い形になるが、Makeblockは、その強度と自由度と、試作後の商品化加工が可能になる。

こちらが、抽象化されたハードウェアモジュールの一覧である。すべての部品はアルミで作られており、これで十分な強度を確保している。また、色合いがおしゃれで、作ったもののおしゃれなできばいとなる。

図) Makeblockの部品群

Makeblockが優れている点として、Makeblockで試作されたハードウェアで、Kickstarterにプロジェクトを立ち上げファンディングに成功している点にある。

ハードウェアの数規模組織
10K+マスプロダクションHardware Corporation
1000インディプロダクションHardware Startup
1エンジニアサンプルベテランMaker
0.1プロトタイプMaker
0アイディア夢追い人

抽象化ハードウェアは、SeeedStudioの図でいうプロトタイプ向けのツールになるのだが、Makeblockは、プロトタイプ向けのツールで、インディプロダクトまでのアプローチが可能な画期的なツールになっている。

図) プロトタイピングされたハード

図) プロトタイピングされたハード

図) プロトタイピングされたハード

Makeblockのコンポーネントでハードを短期間でプロトタイプし、組み立てに時間がかかかるパーツ部分のみ専用ハードウェアとして、アルミの板や棒を加工し、機能は同じだが、組み立て時間と組み立て難易度を落とした状態で、Kickstarterに応募する形をとっている。

HAXのプロジェクトでKickstarterでの資金額のTop7に、MakeBlock 本体と、MakeBlock で作られたハードであるmBot mDrawBotがランクインしている。

HAXの資金調達 TOP7


  • Hex $563,721
  • mBot $285,463 (MakeBlockにより作られたロボットカー)
  • mDrawBot $193,937 (MakeBlockにより作られた描画ロボット)

図) mDrawBot

図) mBot

Makeblockは、抽象化ハードウェアの新しい可能性を示していると同時に、誰もがやる気さえあれば、オリジナルハードウェアを自作し、インディプロダクションに挑戦できる道筋を示したといえる。

そして、これらのアプローチを全面に支援しているのがHAXである。